厚生労働省の2012年調査によると全国の歯科診療所数は68,474軒で、やはり人口の多い東京都がトップで10,620軒と2位の大阪府に比べても2倍近くダントツです。

一方、人口の少ない北陸や山陰では少なく鳥取県には263軒しかありません。また、当年の調査で初めて歯科医師の数が10万人を突破し、急激に増加しているため、特に都市部においては、受診患者数の減少などにより医院間での競争が激しさを増しています。ちなみに、東京都内では1日1軒のペースで廃業しています。

また、一般的に歯科医師は高収入という印象がありますが、実際には私立大学歯学部授業料や開業資金や設備など多額の費用が必要なため、2007年度の医師1人当たりの推定平均年収は約737万円と平均的なサラリーマンと同程度になっています。さらに、収入が年々悪化するため、「ワーキングプア」としてとりあげるテレビ番組まで出現しました。このため、医院の中には日曜診療や深夜診療、訪問診療などを実施して収益増を図ろうとする医院も増加傾向にあります。

何せ、全国統計でコンビニエンスストア店舗数より医院数が多く、2013年の調査でコンビニエンスストア最大手で全国展開しているセブンイレブンでさえ店舗数は14,000軒余りしかありません。無痛診療や削らない、抜かない診療、歯科用レントゲン、CTなどの設備が当たり前になってきており、前近代的な治療を続ける歯科医院は淘汰されてゆく運命にあります。

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